ソフトウェア開発者の日常

こだわりなく書きたいことを書いていきます。

自分のことを、どこまで信用する?しない?

つい最近、以下の番組の初回放送を録画してあったので見ました。
www.gundam.info

いいなぁ、見に行きたいなぁと思いながら番組を見ていました。
gundam-factory.net

番組の中で、全体の設計を担当された方が、「自分の設計を信用していない」旨の発言をされていました。
設計に従って製造されたパーツが届き、組み立てられている場面だったと思います。

勝手な想像

設計上はできているけれど、本当にできるのか?と疑問に思われていて、パーツの組み立てを見て、できているのを確認して安堵されたのではないかと思います。
パーツの製造前の設計段階で、検証は重ねられているのでしょうが、これまでの物とは違う部分が大きく、検証してはいても、不安だったのかもしれません。

設計
Photo by ThisisEngineering RAEng on Unsplash

僕自身はどうなの?

新しいシステムを作るとき、不安はあります。
これまで経験して、蓄積からだけで作れるシステムであれば、不安は少ないのですが、それでも新しいシステムには、少なからず不安があります。
これまでの経験がない業種や、実現したい機能、開発言語、動作環境など、蓄積がない部分があると、不安が大きくなります。
蓄積がない部分があればあるほど、不安が大きくなります。

構想をして、構想から設計を行い、開発を行いますが、ここが本当にできるのか?と構想した時点で思った点は、ずっと気になります。
技術検証をして、できそうだと目途を立ててから、開発を進めても、なにかあって頓挫するのでは、と思うときもあります。

そんな不安な気持ちを抱えつつ開発を進め、予定通りの動作をするように作成できたときは、安堵します。
あの設計で、本当にできたんだ、と思うときもあります。
できるという気持ちもありつつ、できるのかな?という気持ちもあった状態です。

できるように設計しているのに、できるのかな?という気持ちがあるのは、僕も「自分の設計を信用していない」のでしょう。


番組の中で、堂々と「自分の設計を信用していない」と言うのは、度胸があると感心しました。
僕だったら、できると思っていたと言って、鼻持ちならない人物と言われていそうです。