先日の1週間の振り返り記事で、
全くこれまで担当した経験がない業種のシステム開発で、設計書の作成担当となりました。
未経験業種のシステム設計に携わるのが確定した1週間の振り返り(2019/7/13〜2019/7/19) - ソフトウェア開発者の日常
設計書全体からすると一部とはいえ、分からない点ばかりなので、まずは業種についてとお客さんの実現したい内容について学びます。
と書きました。
書いたように、経験がない業種のシステム開発なので、知らない点が多く、学んでいます。
お客さんがどんな会社なのかWebページを見て、今回のシステム開発に関連する事業を把握し、知らない単語を検索して意味を理解しました。
開発するシステムの機能概要を、既にお客さんとやり取りしている同僚が決めていたので、機能概要毎に内容を考えました。
機能概要は1~2行の短い文章で、いろいろな内容が考えられます。
考えられる内容には、疑問点もありますし、そもそも考え方が正しいのか、そこまで考えなくてもいいのではないのかという内容もあります。
既にお客さんとやり取りして、ある程度「お客さんの実現したい内容」を把握している同僚に、疑問点やシステム化の範囲を確認しました。
同僚に確認してもあいまいな点は、お客さんとのQAシートに書いて、あいまいさを解消していきます。
既存のシステムからのリプレースで、既存システム用のデータを渡されましたが、事前に想像していた以上に、理解がしづらいデータとなっています。
ある目的のために、データから情報を得ますが、単独で利用するなら、値をそのまま利用すればいいというのはわかります。
組み合わせて利用する場合、複数の値を加算して利用するのか、どちらか値が大きい方を利用すればいいのかわかりません。
データについての説明がないので、必要なデータと不要なデータの確認をしつつ、データの利用方法についての確認も必要になります。
どこまでシステム化するか
お客さんが考えているシステム化の範囲、できて欲しい機能と、こちらが見積時点で考えたシステム化の範囲、作る予定の機能には、詳細まで決めていないのでズレが発生します。
お客さんが考えているシステム化の範囲、できて欲しい機能をとことん聞いてシステムを開発すれば満足されるとは思います。
そこまでやると、予算と開発期間がともに足りません。
予算と開発期間を考えつつ、お客さんがある程度満足されるように設計および開発をしなければならないので、いつも悩みます。
以前欲しい機能についてとことん打ち合わせを行って失敗した経験があるので、システム化の範囲を早く明確にして、お客さんと合意したいと考えています。