ソフトウェア開発者の日常

こだわりなく書きたいことを書いていきます。

わかりやすいようでいてわかりにくい仕様のため、認識のずれが起きる

昨日の記事の続きではありませんが、僕の勤務先の製品から他社の製品に移行するためのデータについて、他社の方から新たな質問がありました。
ある項目が欠落しているデータが出力されているのはなぜかという質問です。
ajya.hatenablog.jp

わかりやすいようでわかりにくい

データを出力する条件は、
・登録されたファイルがコピーできるなら、データを出力する。
・登録されたファイルのコピーができないなら、データを出力しない。
とシンプルなものです。

ファイルを登録した際に「システム上のどこに出力するか」という項目があり、その項目が欠落しているデータが出力されていることを質問されていました。
この項目の名称から、データを出力する条件に利用していると混同されたようです。

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photo credit: COD Newsroom Phi Theta Kappa Hosts Rep. Patti Bellock Dec. 2 for Human Trafficking Talk 2 via photopin (license)

ファイルを登録した際の情報のため、ファイルをコピーするために利用していると思われるのかもしれません。
実際はファイルをコピーするためには全く関係なく、ファイルの管理はデータとして出力しない別の情報を用いています。
そのため、登録されたファイルがコピーできるので、データを出力することができます。

この点を説明する返信メールを送ったところ、理解をされました。


元々、データを出力する条件は他社の方の要望に沿っています。
設計書も提示して、理解されたと思っていましたが、思わぬところで理解されていなかったことがわかりました。
設計書を修正する機会があれば、補足として追記した方がいいのかもしれません。