今日見かけたツイートです。
人月商売のITベンダーにも新人が大勢入社したと思うが、彼らのサラリーマン人生は比較的早い段階で決まる。最初の「案件ガチャ」でどの客の担当になるか。もし大手金融機関だったら、出世に向けての第1関門をクリア。ただし勘定系のお守りにあてがわれたら、技術者としてのキャリアはその時点で終了。
— 木村岳史(東葛人) (@toukatsujin) April 2, 2021
このツイートを読んで、「お守り」という部分が気にかかりました。
これまでの誰かが作ったシステムを保守し続ける「お守り」という意味だと思い、僕も同じように同僚が辞めたために引き継いで、そのままになっているシステムを「お守り」しています。
リプレースの要望があったりすれば、新しくなっていたのかもしれませんが、そんなことはなかなかありません。
今年稼働させたシステムは、リプレースの要望があったために、新しくできました。
一定期間だけ利用するシステムなので、次に使う機会には、稼働させる環境が新しくなるため、毎回新しい環境での動作確認と修正を繰り返していく予定です。
機会をとらえて、技術の習得をもくろむ
リプレースの要望がないシステムもあります。
リプレースの要望がないシステムは、稼働させる環境が新しくならないため、稼働を開始した環境を維持する方向になってしまいます。
会社ではデータセンターを借りて、仮想サーバーを用意して、仮想のゲストOS上にシステムを構築していました。
採算の観点などから、仮想サーバーを廃止して、他のサーバー事業社のサービス、あるいはAWSなどのクラウドサービス上に、システムを移行しようとしています。
今の稼働環境より新しい稼働環境となるため、新しい稼働環境で動作するようにテストをしなければなりませんが、新しくなることによって、新しい知識と経験が得られます。
AWSでは、Application Load Balancerを使って、URLで振り分けが設定できるようなので、新しい稼働環境での動作確認ができたシステムから、新しい稼働環境に切り替えていく、ということができそうです。
そうやって、ずっと新しい稼働環境に移行しつつ、リプレースによる新しいシステムの開発や、既存システムの修正をして、新しい稼働環境について学んでいけないのか、と考えています。