Windows Server 2008 R2上に構築されたシステムの運用を委託されました。
Hyper-Vを利用して、1台のハードウェア上に平均3台くらいの仮想ゲストを動作させています。
ハードディスクの空き容量が足らない
Hyper-V自体を初めて操作するので、操作方法を覚えるために仮想ゲストをコピーしようとしました。検索すると、Hyper-Vマネージャでエクスポートして、名前を変更して、インポートしなおすという方法が見つかりました。
Hyper-V 仮想マシンの複製方法 - 年中暁を覚えず・・・・
ハードディスクの空き容量を確認すると、3台動作している仮想ゲストOSのどれを選んでもエクスポートできるほどの空き容量がありません。
異なるサーバーにエクスポートできない
ハードウェアは何台かあるので別のハードウェアを確認すると、エクスポートできるだけのハードディスクの空き容量がありました。共有フォルダを作成し、権限をEveryone フルコントロールにして、Hyper-Vマネージャでエクスポートしましたが、
仮想マシンのエクスポート中にエラーが発生しました。 エクスポート中にファイルをコピーできませんでした。 ファイルを'D:\VHD\test1\test1.vhd'から '\\192.168.1.11VHD\test1\test1.vhd'にコピーできませんでした :エラー:一般のアクセスが拒否されました (0x80070005)
とエラーが表示されコピーできません。
検索すると、単純には回避できない現象のようです。
Hyper-V 共有フォルダへの仮想マシンエクスポート
同一ハードウェア上で一旦エクスポートしてから、別のハードウェアにコピーをすれば、結果として同じことはできることはわかりましたが、ハードディスクの空き容量が不足しているので、エクスポートができません。
.vhdファイルだけをコピーする
エクスポートできない場合どうすればいいんだと、いろいろ検索した結果、新しく仮想マシンを作成して、コピーしたい仮想ゲストOSがインストールされた.vhdファイルを指定すればできそうだとわかりました。以下試してみた結果です。
1.vhdファイルをコピーします。
2.Hyper-Vマネージャで、新規→仮想マシンを選択します。
3.次へをクリックします。
4.名前は元と同じ名前にします。「仮想マシンを別の場所に格納する」にチェックを入れ、コピーした.vhdが存在するふぉ
5.コピー元と同じメモリにします。
6.適切なネットワークを選択します。
7.「既存の仮想ハードディスクを使用する」を選んで、コピーした.vhdファイルを指定します。
8.完了をクリックします。
Hyper-Vマネージャに新たな仮想マシンが追加されたら、起動します。
.vhdファイルだけをコピーした場合の注意点
ネットワークアダプタが作り直されるようです。コピー前と同じIPアドレスを割り振りなおすと、以前アダプタ名違いで同じIPアドレスを使っていたが、大丈夫このままで大丈夫かと質問されます。
問題は現時点では発生していない、大丈夫だと阪大しています。