ソフトウェア開発者の日常

こだわりなく書きたいことを書いていきます。

用語のふらつきは止めてほしい

依頼元から、システムの仕様について、相談がありました。
システムに値を入力して、登録が完了した際に送信するメールを、「登録完了メール」と呼称され、「登録完了メール」に、記載したい事項があると書かれていました。
依頼元から支給される一意なデータを、システムにあらかじめ登録しておき、システムに値を登録されるごとに、登録済のデータから順番に一意なデータを取得し、「登録完了メール」に記載するという動作を期待されています。

このような動作であれば、作成できるので、有償で対応可能と回答しました。
合わせて、質問事項があったので、問い合わせをしました。

新しい用語の登場

問い合わせをした翌日、回答がありました。
回答を読んでいくと、「返信メール」が新しい用語として出てきました。
前日のメールには、ない用語です。

「返信メール」ということは、何かに対する返信だと思われます。
何に対する返信なのかと、回答を読みましたが、肝心の対象がわかりません。
対象がわからないので、どういう場合に「返信メール」が発生するのか、問い合わせをしました。

伝える
Photo by NeONBRAND on Unsplash

「返信メール」イコール「登録完了メール」?

回答が届いたので読んでいくと、今度は理解できました。
「登録完了メール」と当初呼称していたメールを、なぜか「返信メール」に、依頼元は置き換えていました。
こちらが理解した内容からすると、「返信メール」イコール「登録完了メール」であり、用語が違うと、異なるメールとして考えてしまう、と連絡しました。
合わせて、当初の「登録完了メール」に用語を統一して欲しい、とも連絡しました。

変更した方がわかりやすい?

依頼元からは、「返信メール」の方が、わかりやすいと思ったので、変更していたと回答がありました。
依頼元にとっては、依頼元自身が呼び名をつけているので、「登録完了メール」が「返信メール」に断りなく変わっても、わかるのでしょう。
こちらからすると、伝えられていない、わかりやすいと思ったという考えは、想像が難しいです。


変更するなら、当初は「登録完了メール」としていたが、「返信メール」に変更する、と断りを入れて欲しいです。
メールに限らず、文章だけでは、用語の変更の経緯を推測して、正しく理解するのは難しいです。