想定外と言うけれど、想定できるのでは?
昨年まで利用されていたシステムのリプレースがありました。
リプレースにあたり、システムが分割されました。
僕が所属する会社が、登録されたデータから、後続のシステム用のデータを作成するシステムを担当しました。
別の会社が、後続となるシステムを作成しました。
これまではデータを登録すると、1つのシステムで処理をしていました。
システムが分割されたため、利用者が後続のシステム用のデータをダウンロードし、改めて後続のシステムに登録をするようになりました。
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後続のシステムに想定外のデータが登録?
後続のシステムにデータを登録すると、システムエラーが何件か発生していました。
後続のシステムの担当の方が調べると、僕が所属する会社が担当したシステムでデータを作成せず、想定外の形式でデータを自力で作成され、登録されていたために発生していたそうです。
あるいは、利用者が後続のシステム用のデータをダウンロードして、内容を改変してしまって、同様に発生していたそうです。
後続のシステムの担当の方は、マニュアルに何度も、僕が所属する会社が担当したシステムでデータを作成して、内容を改変しないで登録するように促しているから、起きないだろうと思われていたようです。
僕からすると、登録を行う人は、マニュアルに書かれている通りに操作する人もいるし、間違えるつもりがなくても間違えて操作する人もいるし、誤った解釈をする人もいて、様々だと思っています。
間違えるつもりがなくても間違えて操作する人もいるし、誤った解釈をする人が、どんなことをするのか想像するのか、システム開発者の能力の一部ではないかと思います。
確かに、正しくない形式のデータを、システムに登録するのは、正しい行為ではありません。
正しい行為ではありませんが、システムエラーではなく、正しくない形式のデータを登録されたと、チェックして表示していないのが、不思議です。
名前の入力が必須の画面で、名前が入力されていない状態で登録を完了しようとすると、警告するのと同様に、データの形式をチェックして、警告をするように、改善をして欲しいです。