ソフトウェア開発者の日常

こだわりなく書きたいことを書いていきます。

読書メモ:アドラー博士の子どもを勇気づける20の方法

読んで少なからず驚いたのが、「アドラー心理学では、物事の原因にことさらにこだわることをしません。」と書かれていた点です。
原因があって結果があると思っているので、原因を確認してからなぜこうなったのかと、どんなときでも考えてしまいますし、聞いてしまいます。
考えてみると、過去に起きた出来事にこだわるより、これから先について考える方が、ネガティブな感情になりにくい気がします。

また「アドラー心理学はいつも、行動を大切にします。勇気も行動してこそ、はじめて認められるのです。勇気は自分で決心して考えることでなく、行動することです。もちろん行動を引き起こす決心みたいなもの、決断をたいへん重視します。」という点も、行動しなければ相手には伝わらないので納得できました。

「子どもを本当に勇気づける第一歩は、子どもを一人の人間として認めることです。」は、なかなかできずにいいます。
つい、親なんだから、まだ6歳の子どもが相手なんだからと、上から目線での相手になってしまいます。

「生きてる限りどこかかならず良いところがあります。そうしたありのままの存在自体を認めて、広い心で接すること、難しいことかもしれませんが、これがとても大切なことなのです。」を忘れず、良いところを見ていきたいです。