金額が高くなるのは、機能が増えたので当然の結果です
ある案件で、2度目の見積を提示したら、
- 予算オーバーの金額になった。
- なぜ1度目より随分高くなっているのか。
と連絡がありました。
1度目は限定された情報しかわかっていない
1度目は、限られた情報を元に質問をして、返答が貰えたなかから、こんなシステムが作りたいのだろうと推測した仕様です。既存のシステムを元に改修できるだろうという前提となっています。
既存のシステムを回収した場合の見積としていました。
2度目は詳細がある程度わかっている
2度目は、他社製システムのスクリーンショットがお客さんから多数提供されました。お客さんは、スクリーンショットを送れば簡単に作成できると思われたようですが、スクリーンショット間のつながりが不明です。
スクリーンショット間のつながりを確認するための資料を作成したり、他社のシステムがどのような動作をするのかわからない部分をお客さんに質問しました。
結果、1度目に想定した内容では、いくつも機能が不足していることがわかりました。
お客さんは他社並みの機能を希望されました。
見積を作るための要件を検討する部分から時間をかけたので、その分も含み、他社並みの機能を実現するための費用を算出して、見積として送りました。
photo credit: ITU Pictures WSIS Forum 2017 / Hack for Health via photopin (license)
お客さんは丸投げ体質の会社なので、1回目と2回目の違いがわかっていないようでした。
こちらからすると目的は一緒でも、実現する方法が大きく違ってきています。
お客さんには、1回目と2回目で大きく違う点を何点も取り上げて連絡しました。
お客さんには丸投げ体質ではなく、自分達がどんなものを作りたいのかと考え、まとめられるようになってほしいです。