ソフトウェア開発者の日常

こだわりなく書きたいことを書いていきます。

まとめて教えてくれない人たちが苦手

ある案件が受注前の段階です。
お客さんが、僕の勤務先の製品から他社の製品に移行することになりました。

移行の支援の見積を依頼され、本番移行前に試行をして、移行用のデータ等の確認を行うと打ち合わせで合意しました。

お客さんと他社からの情報が違う?

お客さんのシステムはカスタマイズしていることもあり、移行用のデータを作成するプログラムはなく、新規に作成しなくてはなりません。
見積を作成する段階で、1度試行してデータを確認すると、不要だから省いてほしい等が発生し、移行用のプログラムに修正が入るだろうと想定しました。
想定の結果、2度試行して確認してから、本番移行を行う前提として見積を作成しました。

お客さんに見積を送ると、見積内容についての質問や移行スケジュールの大枠がメールで届きました。
スケジュールは10月から11月にかけてリハーサルをして、12月から1月にかけて本番移行を行うとあります。

他社からもメールで連絡があり、移行用のデータの確認を9月末までに行いたいとあります。
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まとめるとこちらの想定と同じ

お客さんからはリハーサルを10月から11月にかけてとあり、他社からは移行用のデータの確認を9月末までに行うとあります。
言葉が異なるだけで同じことを指しているのか、別々のことを指しているのか曖昧なので、
・移行用のデータの確認を9月末まで
・リハーサルを10月から11月
を行うのか、お客さんと他社に同時にメールで質問しました。

質問をした結果、こちらの質問したとおりにに行うとの返事が届きました。
呼び方が違いますが、本番移行前に2度試行するということになります。
こちらの想定と同じことだということがわかりました。

なぜまとめて連絡してくれないのかわからない

お客さんと他社で打合せをして、移行のスケジュールを決めています。
そのうえでこちらに連絡があったはずですが、それぞれの関心が高い部分のスケジュールを連絡されました。

本来お客さんがまとめて連絡をくれればいい話ですが、そうはされませんでした。
情報共有として、他社がまとめて連絡をくれてもいいのですが、そうはされませんでした。

見積の前に3社そろっての打ち合わせがありました。
概略仕様の打ち合わせが目的ですが、3社でスムーズに情報を共有できるようにする目的もあって、顔を合わせての打合せだったという認識をしています。
現実はスムーズとはいえず、こちらが双方の情報をまとめた上で質問して、やっとお互いの情報が正しくてまとめられていあにということがわかる状態になっています。

この案件は受注できそうです。
データの移行が完了するまで、お客さんと他社との情報から、双方の不足部分を補なうことが続きそうです。