MacのSafariでJava Appletを動作させるためには、WebサイトはHTTPSのサイトでなければならない?
まだ確定ではありませんが、今までの検証結果ではタイトル通りの結果になりそうです。
MacのSafariでは動かない
WindowsのInternet ExplorerとMacのSafariを動作対象としたJava Appletがあります。2014年1月14日のJava 7 Update 51以降セキュリティが厳しくなっています。
Oracle、「Java SE 7 Update 51」を公開 - 窓の杜
Java Appletはそれまで自己署名をしていましたが、信頼される認証局の証明書を取得して署名しなおし、権限属性を追加しました。
セキュリティ設定によりJavaアプリケーションがブロックされるのはなぜですか。
これでWindowsのInternet Explorerでは、Javaコントロールパネルのセキュリティ・レベルが[高]で、Java Appletは動作しています。
MacのSafariでは、Javaコントロールパネルのセキュリティ・レベルが[高]のままではJava Appletは動作せず、セキュリティ・レベルを[中]にしなければならなくなりました。
Javaコントロール・パネルでのセキュリティ・レベルの設定
Java 7はセキュリティ・レベルで動作するようになりましたが、Java 8 Update 20以降では[中]がなくなってしまいました。
MacのSafariでは例外サイト・リストへの登録が必要になりました。
例外サイト・リストに登録なしでJavaが動作しているサイトあり
MacのSafariで例外サイト・リストに追加しないでJava Appletを動作させる方法はないのかと、情報を探しましたが見つかりません。他のサイトはどうしているのかと探したところ、java.comとFUJIFILM ネットプリントサービスの2サイトがJavaを使っていました。
試してみると、Macでも例外サイト・リストに登録しないで動作しています。
2サイトのJavaをダウンロードして確認しましたが、署名と権限属性の設定をしているのは一緒で、変わったことをしているかまでは把握できませんでした。
2サイトのJavaを調べているときに気になったのは、どちらもHTTPSのサイトからダウンロードされていることでした。
WebサイトはHTTPS必須?
HTTPSが必須なのか確認するために、今動作させようとしているJava Appletととは別のJava Appletを使っている、HTTPSで動作しているサイトがあるので、そのJava Appletに署名と、権限属性を追加しました。別のサイトをMacで確認すると、例外サイト・リストに登録していなくても、機能が完全ではありませんが動作はしていました。