Java 9でJava Appletが非推奨になったことは知っていました。
JDK 9およびJavaプラグイン
Java Appletで提供している機能が、HTML 5とJavaScriptで代替ができるか調べてもらいました。
結果は、出来るけれど今の使い勝手は提供できないということがわかりました。
提供している機能が変わった機能なので、仕方ないことだという認識です。
Java 9が動かない?
いつもJavaの実行環境(JRE)をダウンロードするページからはJava 9がダウンロードできるようになるのを待っていましたが、Java 8のままです。www.java.com
Java 8がインストールされている環境でも、自動アップデートはJava 8のままで、Java 9にアップデートされません。
Java 9はまだダウンロードできないのかと同僚と話していたら、別の同僚がダウンロードサイトからならダウンロードできることを教えてくれました。
Java SE Runtime Environment 9 - Downloads
Java SE Runtime Environment 9.0.1のWindows 64bit版をダウンロードして、Windows 10にインストールし、Internet Explorer 11でJavaのバージョンを確認するページを開くと、動作しません。
www.java.com
Java 8がインストールしてある環境だったので、Java 8とJava 9の両方をアンインストールし、改めてJava 9をインストールしても同じです。
Java 9をWindows 10のInternet Explorer 11で動作させる設定
検索すればなにかヒントがあるかと思って探すと、以下のページで答えが見つかりました。qiita.com
Internet Explorer 11のインターネット オプションの詳細設定で「拡張保護モードで 64 ビット プロセッサを有効にする」にチェックを入れて、Windowsの再起動が必要だとは、予想していませんでした。
これを行ってから再度Javaのバージョンチェックを行ったら、Java 9が動作しました。
Java Plug-inが非推奨ですの警告が表示されるのも、先ほどのページと同じです。
Macは元々64bit版しかないので、インストール後Javaのバージョンチェックを行ったら、Java 9があっさり動作しました。
警告が表示されるのも同じです。
Java 9の動作が確認できた環境で、Java Appletの動作を確認すると、これまでと同じ動作をすることが確認できました。
警告が表示されるのは、Javaのバージョンチェックと同じです。
photo credit: Chad Horwedel Sean D Tucker via photopin (license)
Java 9は短命?
先に紹介したページ以外に情報がないかと探すと、以下のページが見つかりました。radiocat.hatenablog.com
先に紹介したページと合わせてわかったことは、
- Java 8からJava 9へ自動更新はされない。
- Java 9の32bit版は、ダウンロードサイトにないことからわかるように、提供されない。
- Java Appletは、Java 9では動作するが、Java 18.3から動作しない。
- 2018年3月リリースで18.3、2018年年9月リリースで18.9というようにバージョンが年と月になる。
Oracle Java SE サポート・ロードマップ - Java 9は2018年3月でサポートが終了する。
という内容でした。
Java 9が2018年3月でサポートが終了するというのが驚きでした。
一般的なダウンロードページはJava 8がダウンロードされるままで、Java 8からの自動更新はされないのでは、Java 9の実行環境(JRE)は広がらないと思いました。
Java 9は、一般ユーザーには関係なくサポート期間が終了しそうです。