読書メモ:迷ったときのリーダー論 ―あなたがピンチを脱する15のコツ
リーダーが切羽詰まって困っている状態から脱出するための方法や、チームのまとめ方を15のコツとして書かれているのかと、書名から思いました。
そう思いながら最後まで読み切ると、リーダー論ではなく人生論について書かれた本だったという印象です。
特に「貢献と共同体感覚」の章での、うつ病患者の映画の話、アドラー心理学で学んだ内容からの、「貢献」することで「ありがとう」と言われ、「勇気・活力」を得て、「共同体感覚」を得ていくくだりは、生き方について書かれていると感じました。
相手から小さなことをしてもらって「ありがとう」と言い、相手に対して小さなことをして「ありがとう」と言われることが、大きなつながりになるという感覚はなかったので、新鮮です。
「ありがとう」という簡単なたった一言の重みをかみしめていきたいです。