ソフトウェア開発者の日常

こだわりなく書きたいことを書いていきます。

必要な時間がある程度読めることの安心感、読めないことの不安感

日々いろいろなことが起きたり、頼まれたりして、やらなければいけないことが発生します。

仕事でも家庭でも、既にやったことがあり、なんとなくこれくらいの時間で終わるだろうとわかることがあります。
反対に、初めてのことでわからないことも多々あります。

仕事で既にやったこととのあるというと、僕にとっては見積書の作成や既存システムを流用をすることなどになります。
仕事で初めてのことになると、トラブルに対する問い合わせが主になります。

トラブルに対する問い合わせも、実は過去に同じような問い合わせ、似たような問い合わせを受けていれば、既にやったことがあると分類できます。
本当に初めての問い合わせのときも多々あります。

初めての問い合わせで時間が読めない

先日、久しぶりにお客さんから問い合わせの電話がありました。
話しを聞くと、支店の担当者の方が昨年10月の異動で代わって、システムの操作を誤り必要なデータを移行できていない可能性があるとのことです。
そのため、昨年10月のある時期のデータをシステムから再度取り出せないかとの連絡でした。

データはシステムに残っていますが、最新10件のみ表示するようになっています。
さすがに昨年10月のデータは表示されないので、こちらでデータを取得するしかありません。

今回の内容での問い合わせは初めてです。
なんとなくこれくらい時間が必要というのが読めません。
他の案件で忙しかったこともあり、時間がかかることを了承してもらって電話を終わりました。

どれくらいの時間が必要なのかわからないのは不安です。
どのタイミングで実行すれば、他の案件に影響なく終わらせることができるのか考えることができず、不安感があります。

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photo credit: TonioSkipper Mum & Rabbit via photopin (license)

初めての問い合わせでも時間を読んでいく

初めての問い合わせのため、必要な時間が読めません。
初めての問い合わせですが、データをダウンロードする画面はわかっています。
そのソースコードの存在もわかっています。
まずはそのソースコードを開いて、最新10件の制限の場所を探して、どこを変更すれば思い通りに制限を変更できるのかは、15分もあれば把握できるでしょう。
本番環境を壊さないようにするために、一時的にテスト環境から本番環境のデータベースに接続する方法も5分もあれば把握できます。
合わせて20分もあれば、データが取り出せる環境が作れそうです。

こうやって必要な時間の目安を想像できるようになると、少し安心感が生まれてきます。
問い合わせの対応は面倒ですが、対応をする気になってきます。


必要な時間が読めないと思っていたことが、読めるようになることで、不安感が払拭され安心感が出てきます。
小さなことから大きなことまでいろいろ経験をして必要な時間を把握していけば、どんどん安心して取り組むことができるようになってきます。