jQueryのバージョン違いでどれだけ速度が違うのか
やはり最新が一番速いようです。
photo credit: Official U.S. Navy Imagery via photopin cc
InternetExplorerで遅い
あるシステムでエラーメッセージが表示されたというので、原因を調べましたが、どうやら2回連続でボタンを押されてしまったためのようです。原因調査の際にInternetExplorer 11を使いましたが、ボタンを押した後の処理があまりにも遅く、そのために2回押されたんだろうということが想像できました。
ボタンを押した後の処理は、Ajaxでサーバーにデータを送信して応答を受け取った後、PDFを出力し画面を書き換えるという処理をしています。
Google Chromeで同じデータを使って操作をすると、はほぼ一瞬と言えるほどの速さでした。
jQueryのバージョンを上げてみる
サーバー側の処理はブラウザとは関係なく一律だろうと判断して、ブラウザ側での処理を調べてみましたが、大した処理はしていませんでした。それでも速度に歴然とした差があるので、何か速くできる方法がないかと調べたら、jQueryのバージョンが1.4.4を使っていることに気がつきました。
同じシステムでも、あるページは速度対策のためにバージョン1.7.2を使った記憶があるので、バージョンを変えてみることにしました。
バージョンを変えて試すと、まだGoogle Chromeほど速くはありませんが、バージョンを上げる前よりずいぶん速くなりました。
jQueryのバージョン毎の速さ
jQueryのバージョン間でどれだけ速さに違いがあるのか知りたかったので情報を探したら、以下のページが見つかりました。最新版や今回知りたかった古いバージョンまで網羅はしていませんが、今使っているブラウザで、jQueryのバージョンごとの速度を比較することができます。
早速Google Chromeで試すと、1.9.1が最速ですが、古いバージョンどうしでは、速度の差があまりないようです。
InternetExplorer 11で試すと、バージョンが古くなるほど速度が遅くなっていますが、Google Chromeよりはどれも速い結果になっています。
ベンチマークなので、システムでの結果とは異なるだろうし、もっと古いバージョンではどうなるのかわかりませんが、意外な結果が出たので、もうちょっと調べてみたいと考えました。