真にやりたいことを伝えてくれなければ、理解が難しい
お客さんから、現在稼働中のシステムを一旦締め切り、5個ある選択肢のうち2個を削除し、新しい選択肢を1個追加して、再度稼働できないかという質問がありました。
質問された内容どおりのことはできます。
気になったのは、システムには登録内容の修正機能があり、一旦締め切る前に登録したデータは、修正できないようにするかです。
修正できないようにしないと、一旦締め切る前に登録したデータでも、新しい選択肢に修正できてしまいます。
修正できるのが望ましくないのなら、データを登録するたびに割り振っている番号か日時で、データを修正できないようにしなければなりません。
photo credit: CIFOR PEFC Forest Certification Week, Bali via photopin (license)
やりたいことは違っていた
何度かお客さんとやりとりをしてわかったことは、本当はシステムを締め切ることなく、決められた日時で5個ある選択肢のうち2個を削除し、新しい選択肢を1個追加して、削除した2個の選択肢を選んだデータは、修正ができないようにするということでした。この内容は当初の質問からは全く予想できませんでした。
やりたいことをそのまま伝えてもらえれば、できる/できないを含め、気になったこと、実現するためにかかる費用と期間を伝えることができます。
そのうえで判断をしてやりたいことをそのまま実現するのか、この点はこうできないかなどの相談をしてもらいたいです。
そうした方が、こちらもお客さんも納得できるシステムができあがると考えます。