特別お題「心温まるマナーの話」by JR西日本
僕が電車の中と駅構内でできた小さなことを書いていきます。
電車の中でできた小さなこと
会社に出勤するために、いつもの時間、いつもの車両、いつものドアから乗り込みました。乗り込むと、車いすに乗った方が先に乗っていました。
これまでに何度も乗り合わせたことがあります。
どうして車いすでの生活になられたのかはわかりませんが、手も不自由で言葉もわかりづらいということは知っていました。
この日は、車いすの方の右手側に立つことになりました。
photo credit: 323234 via photopin (license)
電車が発車して間もなく、車いすの方から、「すみません」と声をかけられた気がしました。
僕はそのときiPhoneの画面を見ていました。
車いすの方を見ると、飲み物のキャップを締めるためにキャップを取ろうとして、上手く取れないようでした。
それに気がついてキャップを取って、手渡そうとしても、車いすの方が上手く受け取れるためにどう渡せばいいのか戸惑いました。
戸惑いながらキャップを渡したら、「ありがとう」と言ってもらえました。
駅構内でできた小さなこと
会社の最寄り駅で電車を降りて、会社に向かって歩いていました。駅は地上にありますが、改札を出て少し歩くと、地下に下りる階段があります。
10段くらいしかない階段です。
その階段を下りて地下をいつも歩いています。
photo credit: Central Station Copenhagen via photopin (license)
いつもどおり階段を下りようとすると、3歳くらいの小さな子ども連れでスーツケースを持ったお母さんが階段をあがろうとしていました。
片手で子どもを階段をあがるようにうながし、片手でスーツケースを持とうとしていますが、上手くいかないようです。
それに気がついて、スーツケースに手をかけ「上に持っていきます」と声をかけて、スーツケースを階段の上に持っていきました。
子どもを連れてあがってきたお母さんにスーツケースを渡したら、感謝の言葉をいただきました。
今朝の通勤時にも同じ階段で、スーツケースを持ってあがるのに苦労されている女性を助けている方を見かけました。