Linuxの開発環境を作る際にいつも思うこと
普段はWindowsで開発をしていて、Linuxの開発環境構築を行うのはマレです。
最近になって、LinuxのDebianディストリビューションが選定された案件で、慣れない環境構築作業をしています。
Debianのインストールは、GUIがあって困らないです。
ネットワークインターフェースがDHCPで自動起動されていて、すぐにネットワークにつながる状態で起動してきて、好印象です。
OSのインストールまでは難しくありません。
OSのインストールが終わった後は、コマンドを使ってのインストールです。
Samba、Apache、PHPをインストールするには、端末アプリケーションを起動して、コマンドの入力が必要です。
どんなコマンドでインストールするのかわからないので、検索して見つけた記事の通り実行しています。
思った通りインストールできるときもあれば、できないときもあります。
今回は、PHPのインストールで、思った通りインストールされませんでした。
具体的には、PHP 8.0がインストールされるものだと思っていたら、PHP 7.4がインストールされました。
PHP 7.4がインストールされたけど、PHP 8.0をインストールできるだろうと、コマンドを検索して、実行してもインストール途中でエラーになります。
このコマンドがダメなら、こっちのコマンドならインストールできるのか?と別のコマンドを実行しても、インストール途中でエラーになります。
PHP 7.4がインストールされている状態ではだめなのかも、とPHPを消すコマンドを探して実行して、改めてインストールのコマンドを実行しても、途中でエラーになります。
どうにもならないので、諦めてDebianのインストールからやり直しています。
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OracleVM VirtualBoxを使って環境構築をしているので、やり直しからはスナップショットを活用していきます。
Sambaのインストールが終わったところでスナップショットを作成しました。
これで、Debianのインストールからやり直さなくて済みます。
インストールされるバージョンの確認方法のコマンドも探して、確認しながら進めています。
Apacheは現時点で最新の2.4.51がインストールされると確認してから、インストールをして、インストール後に2.4.51がインストールされているのを確認しました。
Linuxの環境を構築するたびに、コマンドを検索して実行して、想定通りインストールできたのかと確認して、を繰り返しています。
環境構築を頻繁にしていれば、ノウハウがどんどん蓄積されているのでしょうが、頻繁ではないので蓄積されていません。
インストール作業がWindowsのように、ダウンロードしてダブルクリックして、で済まないのが面倒に思うこともたびたびです。
悩みながら作業して、思い通りにできたときの楽しさは、プログラムを作成するのに通じる部分があるかもしれませんが、MS-DOSの時代に少しでも空きメモリを増やそうと設定していたときの方に通じているのかもしれません。
紙に感情混じりで書き出して、気づきを得ていく
昨日書いた記事でも書いていますが、紙に書き出して、しばらく経ってから、気づきを得ています。
ajya.hatenablog.jp
電話が終わった後も、引き継ぎされたと言われたけれど、どこが引き継ぎされたのだろう?と納得できませんでした。
「引き継ぎ」の認識、捉え方の違い - ソフトウェア開発者の日常
納得できない、という心理状態を紙に書き出して、しばらく経ったら、「引き継ぎ」という言葉の認識、捉え方が違うと気がつきました。
今日は電話ではありませんが、頼まれた作業において、ここまでしかできないけど、これ以上どうやって動作確認すればいいの?全然できていないんじゃない?という心理状態を紙に書き出しました。
書き出しながら、これがないからできていないように見える、と書いていると、そういえば別の確認方法もあったのでは?と気づきがありました。
気づきを、この確認方法で確認するということか?と書き出してみると、気づきが正しそうだと思えてきます。
頭の中で考えて、モヤモヤしていると、いっこうに解決せず、モヤモヤが続いてしまいます。
ノートでもなんでもいいので、紙に書き出すと、必ずではありませんが、なにか気づきが得られやすい気がします。
紙に書き出して目で見て、改めて頭の中の思いがはっきりするのが、好影響をおよぼしているようです。
「引き継ぎ」の認識、捉え方の違い
ある案件では、依頼元ではなく、お客さんから直接連絡があります。
出社している日に、お客さんから電話がありました。
2021年3月まで担当されていたところから、別のところに役割を移管されたのは知っていましたが、直接連絡があるのは初めてです。
別のところとか書いていると、ややこしいので、イメージを文字で書くと以下のようになります。
2021年3月まで A団体:Bグループ:代表C、担当者D ↓ 2021年4月から A団体:Eグループ:代表F、担当G
代表Fさんからの電話で、今後のシステムの利用方法などについて質問がありました。
質問には答えましたが、引継ぎされていれば、質問されない内容ばかりだったので、引継ぎされたのか確認したところ、代表Fさんは、引継ぎされたと言われました。
引き継ぎされたと明言されたので、本当にそうなのか?という疑問が解消していませんでしたが、電話は終わりました。
認識、捉え方の違い
電話が終わった後も、引き継ぎされたと言われたけれど、どこが引き継ぎされたのだろう?と納得できませんでした。
納得できない、という心理状態を紙に書き出して、しばらく経ったら、「引き継ぎ」という言葉の認識、捉え方が違うと気がつきました。
代表Fさんは、「システムにについての問い合わせ先、既に決められていた運用方針」を引き継いだという意味で「引き継ぎ」をされたと言われたのだと予想します。
僕は、「どのようなシステムを利用していて、システムでここまでできる」というところまで引き継いでいないとで「引き継ぎ」をされていないと判断しています。
「引き継ぎ」という言葉の認識、捉え方の違いがあるという前提で、今後も質問がいろいろあると覚悟が必要と理解しました。
質問されると、こちらの認識、捉え方を前提にして、「引き継ぎ」をされたと聞きました、なぜ質問されるのかわからない、と答えそうになりそうです。