ソフトウェア開発者の日常

こだわりなく書きたいことを書いていきます。

表示している日付を変えるだけに見えても、実は大がかりな修正が必要

日付によって、申し込みの内容自体を切り替えているシステムがあります。
選択肢が6個あり、指定期日を過ぎたら、一括で切り替わるのなら簡単です。
今回は、3月になると一部となる3択のみ表示されなくなって3択となり、4月になると残りの3択が切り替わるシステムとなっていました。

一括で切り替わるようになる

お客さんから申し込みの選択方法がわかりにくいので、修正の依頼がありました。
修正内容を確認すると、3月と4月に分かれていた選択肢を切り替える処理が、3月に一括で切り替わるようになっていました。
選択肢の表示をわかりやすくするために、手間はかかる表示内容になっています。
それでも、3月に一括で切り替わるように作りこめばいいので、その分楽になっています。
テストを行う際、一手間だけでも省くことができます。

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photo credit: Bureau of Educational & Cultural Affairs 2015 TechGirls at iD Tech Camp at American University via photopin (license)

一括で切り替わりではなくなる

修正してお客さんに連絡をしました。
しばらくしてお客さんから連絡があり、表示している日付を直して欲しいという内容でした。
内容を確認すると、3月に一括で切り替わるとしていたのが、元の3月と4月に分けて選択肢を切り替える処理が必要になっていまいした。

お客さんからすると、表示する日付を修正するだけです。
こちらは、切り替えの仕様が再度変更になっています。
選択肢の表示方法を切り替えているので、元のソースコードに戻すして作り直すのも、最新のソースコードを元にして作り直すのも、どちらも手間がかかります。
悩んだ末に、最新のソースコードを元にして作り直していました。


切り替えが簡単になったことで喜んでいましたが、元に戻されてしまいました。
その場その場で最適に作ったことがアダになっています。
無駄になることを承知で元の切り替え機能を残したまま、選択肢の表示を直せば、後から楽をできたというのはわかります。
今後はどのように対処するのが正しい選択なのか、悩む結果となりました。