読書メモ:夢をかなえるゾウ2
前作の「夢をかなえるゾウ」とは変わって、本作はお金にまつわる物語となっています。
前作では、途中に「課題」として取るべき行動が書かれていました。
今回は物語が終わってから、まとめてガネーシャ達からの「教え」としてまとめられています。
このまとめだけ読んでもいいのでしょうが、前後の物語の流れも知っていた方が、より理解できます。
相手を喜ばせているか
エピローグ前の以下の文章が、一番心に残りました。僕は、あることにことに気づいた。気づいてしまった。 今、ヘアピンで髪をとめて美しくなった幸子さんを見ているのは、僕だ 美しくなった幸子さんに感動しているのは、プレゼントをもらった幸子さんではなく、プレゼントを渡した僕なのだ。 相手へのプレゼントが、そのまま自分へのプレゼントになっている。
最後にまとめられている、プレゼントをするという「教え」に繋がっていると考えています。
プレゼントは、相手のことを考え喜んでもらおうとする行為です。
自己中心的な考えだけで、相手に喜んでもらうことはできません。
相手のことをよく知らないと、喜んでもらうことはむずかしいです。
次作も気になる
次作はブラックガネーシャが登場するとか。どんな物語が展開するのか気になります。